いっぽいっぽの挑戦2016

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さいたま市「生活保護ホットライン」の告知文に対する抗議声明

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(生活保護ホットライン設置を告知するビラ)

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(NPO法人ほっとポット・NPO法人いっぽいっぽの会共同抗議声明)

いっぽいっぽの会は、2009年に埼玉県にある社会福祉士等で運営される生活困窮者支援団体のNPO法人ほっとポットの影響を受け、沖縄でも社会福祉専門職による民間相談支援団体を作ろうという動きの中で設立されました。

現在でも、ほっとポットとは友好的な関係であり、実践にあたって助言をもらったり、情報交換を行っています。

この度、このほっとポットが所在するさいたま市で「生活保護ホットライン」が設置されたとのことですが、記者発表及びホームページに記されていた内容は、明らかに生活に困窮している当事者のためのものではなく、市民に生活保護受給者の「監視」を迫るものであり、また、生活保護受給者が多くが「不正受給者」であるかのごとくの表現で差別や偏見を助長する強い懸念がありました。

いっぽいっぽの会は、こうした事態を生活困窮者支援団体として看過できないとし、NPO法人ほっとポットと共同で抗議声明を発信いたしました。以下全文を掲載いたします。

平成26年3月4日

さいたま市保健福祉局福祉部保護課長 様 
                         特定非営利活動法人ほっとポット
                           さいたま市岩槻区太田1-2-14
                         特定非営利活動法人いっぽいっぽの会
                             沖縄県那覇市松川2-16-1

さいたま市「生活保護ホットライン」の告知文に対する抗議声明

本声明は、さいたま市が設置した「生活保護ホットライン」に対し、社会福祉士等が生
活困窮者支援を展開する「特定非営利活動法人ほっとポット」及び「特定非営利活動法人いっぽいっぽの会」による共同抗議声明である。

先般、さいたま市が設置した「生活保護ホットライン」を紹介するホームページでは次の順でその通報内容の例示が記載されていた。

 ● 収入を得ているのに、区役所へ報告していないのでは?
 ● 財産(土地、家屋、車など)を隠して生活保護を受給しているのでは?
 ● 虚偽の世帯構成で生活保護を受給しているのでは?
 ● 暴力団員なのに生活保護を受給しているのでは?
 ● 生活保護を受けている人を安アパートに住まわせて、生活保護費をピンハネしている。貧困ビジネスでは?
 ● 生活に困窮し、生活保護が必要なのに、区役所へ相談していないのでは?

加えて「生活保護ホットライン」を周知する為に、リーフレットがダウンロードできるようになっていた。その内容は、生活困窮状態にある方の早期把握や生活相談・生活支援というよりも生活保護の不正受給について、「市民同士」に「詮索・監視・通報」を求めるかのような表現であり、生活困窮状態にある方の支援を率先して取り組む保護課とは思えぬ程の告知文であった。

そもそも貴課のような「福祉部局」が、広く市民に対し「生活保護ホットライン」とい
った場合、困難を抱えた当事者が最も頼るべき手段を、行政として提供するものを指すであろう。それは、当事者から信頼され、生活相談・生活支援を求めるに値する所を指す、とも言える。当然、日本国憲法第25条に規定される生存権保障を担う保健福祉局福祉部保護課及び各区福祉事務所は、生活保護を受給している多くの方が偏見に晒される「さいたま市」を作っては為らない。

 本来ならば、最後に記載されている「生活に困窮し、生活保護が必要なのに、区役所へ相談していないのでは?」という点こそ、公的責任として最優先されるべき事項である。こうした記載及び表現によって生活保護を受給している方や低所得な方、生活に困窮するおそれのある方が言われなき中傷や差別、偏見に晒されることを強く懸念する。
我々は、生活保護の不正受給を否定する。その一方で、さいたま市「生活保護ホットライン」告知文の内容に抗議の意思を表明し、趣旨の再検討及び生存権保障を実現する為の公的責任を果たして頂くよう、此処に強く要望する。

以上

※誤字、レイアウトについては修正しています。

※現在は、さいたま市は抗議声明等の多くの批判をを受けてHPの内容を修正しているようです。
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『福祉のひろば』の連載が1年経ちました!

hiroba20143.jpg

3月に入り、今年度も残すところ後1カ月ほどを残すのみとなりました。年度末が近づくにつれ、いっぽいっぽの会もドタバタとしており、前回の更新からやや時間が開いてしまいましたが、久しぶりの更新です。

総合社会福祉研究所さん編集の月刊誌『福祉のひろば』に共同代表の繁澤が執筆している「いっぽいっぽの挑戦 沖縄の貧困と向き合うソーシャルワーカー奮闘記」も12回を数え、期間にして1年を迎えました。また、引き続きの連載が決定いたしました。

これもひとえに皆さまに温かくお見守り頂いた結果だと思っております。とくに、読者投稿欄「みんなのポスト」でいっぽいっぽの会の連載の話題について触れてある感想を見るととても励みになりました。皆さま、本当にありがとうございました。

3月号の今回は、「『法と制度のはざま』を支える連携」です。いっぽ一歩に相談に訪れる方は「法のはざま」にいらっしゃる方も少なくありません。こうした方々の支援に各種機関の連携が必要ですが、単に掛け声や丸投げではそれは本当の「連携」ではありません。

当事者の支援にかかわるすべての人間が支援の具体的イメージを共有していかなければ、当事者の思いに寄り添う支援はできないのではないかという問題提起を行っています。

ぜひ、ご覧ください。そして、これからもこの連載をよろしくお願いいたします!
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