いっぽいっぽの挑戦2016

2013年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2013年09月
TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2013年08月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments(-) | Trackbacks(-)

連載第6回目「myまな板に込めた願い」&反貧困キャラバン沖縄出発式

hiroba9.jpg

総合社会福祉研究所編集の雑誌『福祉のひろば 9月号』に連載第6回目「myまな板に込めた願い」が掲載されています。

今月号では、某市の午後4時に「閉まって」しまう窓口や申請書が出てこないことも少なくないいわゆる「水際作戦」といわれる対応について言及しています。

その象徴的な写真も掲載しています。雑誌では、写真の表示はなくなったと書いてありますが、実はまだ少し見えにくい奥の方にありました。

mizugiwa.jpg

我那覇さん(仮名)は、高校卒業後長い間、大阪の工場で働いていました。三十数年ぶりに沖縄に帰ってきたところ、既に良心が他界されており、ショックで途方に暮れてしまい、遂には預貯金を使い果たし、福祉事務所へ相談に行きますが、「住民票がないから生活保護は受けられない」と言われます。

我那覇さんは、住む家もなく希望を失い公園で動けなくなっていたところを公園清掃の方からいっぽいっぽの会に連絡が入りました。

結局、その後入院となり病院を住所に生活保護を取ることになりますが、退院後はいっぽいっぽの会の支援ホームで暮らすことになりました。

そして、沖縄での再出発として、生活用品を買いに行きました。支援ホームには入居者共同のまな板がありますが、自分のまな板を買うことになりました。このまな板に新たな生活を描いていたのでしょう。

我那覇さんは、今後の生活について模索中です。

先日、貧困問題に取り組む県内14団体による反貧困キャラバン沖縄出発式が行われました。ここで紹介した事例のように「水際作戦」が堂々と展開されている現状にも関わらず、生活保護申請の厳格化・煩雑化、扶養の事実上の要件化をめざす生活保護法の改悪案が再び国会に提出されようとしています。

出発式には、支援ホームの入居者の方も数人参加してくれました。そして「こんな勉強会があるなら、また参加したい」といった感想もおっしゃっておられました。

いっぽいっぽの会は、県内の貧困問題に取り組む支援団体が立場を超えて連携し、当事者の方たちとともに貧困問題に取り組んでいく必要性を感じています。
スポンサーサイト

「生活保護 -知られざる恐怖の現場」読書会第1回開催!

本日、いっぽいっぽの会の事務所にて今野晴貴さんの著書「生活保護 -知られざる恐怖の現場」(ちくま新書)読書会の第1回目を開催いたしました。

実は沖縄はお盆の真っ最中(ナカヌヒー、中日)で、日程の設定にやや無理があったのか、参加者は少なめの4名でしたが、新たな出会いもあり有意義な時間となりました。

また、2回目に関しては、参加の意思を示してくれているソーシャルワーカーの方々もおり、もう少し増えるかもしれません。少しでも多くの方が参加できるように日程調整を行っていきたいと思います。

読書会では、まず自己紹介が行われ、その後、レジュメに沿って報告が行われ、生活保護窓口における水際作戦の実態などについて沖縄の現場とも比較しながら情報交換・意見交換が行われました。

本当にささやかな取り組みですが、支援の現場の中で煮詰まっていることなどを共有することでま新たな方向性を探るという意味では大切な取り組みと位置付けています。

このブログをご覧になった皆様も、ご関心があればぜひご参加ください。次回日程が確定しましたら改めて周知させていただきたいと思います。

「反貧困全国キャラバン2013 in 沖縄」の準備会議に参加しました!

hanhinkon.jpg

昨日、「反貧困全国キャラバン2013 in 沖縄」の準備会議が行われ、沖縄県内の貧困問題に取り組む支援団体が参加し、いっぽいっぽの会も呼びかけ団体に名を連ね共同代表の繁澤・高木で参加してきました。

反貧困全国キャラバンは、全国の貧困問題に取り組む団体や個人のよびかけによって2台のキャラバンカーで全国をつなぐ活動です。沖縄では、講演会や当事者・支援団体によるリレートークなどが行われます。

格差と貧困が拡大する今日、誰もが人間らしく生活でき、希望の持てる社会をつくるための取り組みにぜひご参加ください。

出発集会は下記日程で行われます。

日  時 : 2013年8月22日 18:00~20:30

場  所 : ゆいホール(沖縄県総合福祉センター)

基調講演 :「沖縄における反貧困ネットワークの必要性」 弁護士 大井琢氏

       当事者・支援団体のリレートークなど

沖縄県の呼びかけ団体は下記の通りです。

<順不同>

沖縄クレジット・サラ金被害をなくす会
沖縄県司法書士会
沖縄弁護士会
沖縄県司法書士青年の会
沖縄県労働者福祉基金協会
沖縄県生活協同組合連合会
沖縄県生活と健康を守る会連合会
しんぐるまざあずふぉーらむ沖縄
沖縄子どもの貧困解消ネットワーク
沖縄なかまユニオン
沖縄子どもを守る女性ネットワーク
沖縄こども研究会
フードバンク沖縄
NPO法人いっぽいっぽの会

論文「生活困窮者支援における『生活の拠点』づくりの意義と課題」を公開します!

共同代表・高木博史が勤務している長野大学の紀要に論文

「生活困窮者支援における『生活の拠点』づくりの意義と課題 -沖縄・NPOによる住居確保のとりくみから-」

を発表いたしました。

いっぽいっぽの会が展開している支援付き住宅の実践を通して、「生活の拠点」としての住居確保のとりくみがいかに大切なものであるのかということについて論じた論文です。

一方で、生活困窮者支援の中でも住宅を提供する場合(居住系)の実践はいわゆる「貧困ビジネス」批判を浴びることも少なくありません。

そこで、以前にも、別の論文をブログで紹介させていただいたときに大学紀要は一般に読まれることは少ないことは書かせていただいたのですが、この論文では、「居住系貧困ビジネスチェック表」というのを試作してみました。

poverty business check

もちろん、これ以外にも悪質な「貧困ビジネス」業者をはかる指標はあるかもしれませんが、少なくともここにあげた項目についてはいっぽいっぽの会でもできるだけ努力しているものです。

明らかに必要以上の金銭搾取を行っているような社会的・客観的に見て悪質なケースもありますが、まじめに努力している支援団体の中にもグレーゾーンと見られていることも少なくありません。

当事者の声にどれだけ耳を傾けることができているのかを自覚的に問い続けていく姿勢を忘れずに実践を続けていく大切さを意識しながら、居住政策の貧困も同時に問われなければなりません。

全文については
http://ippoippo.sakura.ne.jp/kiyou35-1.pdf
で公開しています。

「生活保護」読書会のお知らせ!

konno.jpg

生活保護支援の現場では、窓口での「水際作戦」などが社会問題している中、窓口での申請手続きを厳格化する生活保護法改正案の再提出が検討されています。

こうした現場の実態をソーシャルワーカーとしてどのようにとらえていくのか、「生存権」とは何か、NPO法人いっぽいっぽの会では、読書会を企画し議論を深めたいと思っています。

今回の本は、今野晴貴さん著の「生活保護~知られざる恐怖の現場」(ちくま新書)です。

今野さんはNPO法人POSSE(ポッセ)の代表理事で労働相談を中心に活動されておられます。

読書会は本書を2回に分けて行います。2回目の日程は参加者で調整する予定です。

と き:2013年8月20日(火) 19:00~21:00頃まで

場 所:NPO法人いっぽいっぽの会事務所
(那覇市松川2-16-1 シオンハウス2F)

参加費:500円 (資料代・お茶菓子代込 ただし、当法人会員は無料!)
※読書会は、レジメによる報告と議論で構成します。

現場で悩むソーシャルワーカーさんたちの貴重な情報交換の場としたいと考えています。ぜひ、ご参加ください!

※なお、読書会の準備会を8月15日(木)19:00から当会事務所にて開催します。ご関心のある方はこちらにもぜひご参加ください。

(お問い合わせ先)

特定非営利活動法人いっぽいっぽの会 担当:繁澤
TEL 098-884-2100   E-mail postmaster@ippoippo.sakura.ne.jp

アウトリーチ

lhiro201308.jpg

恒例となった総合社会福祉研究所さん編集の月刊誌『福祉のひろば』連載記事「いっぽいっぽの挑戦」のご紹介です。

第5回となった今回のテーマは「アウトリーチ」です。

持病のヘルニアを抱え、その治療費で貯金も底をついてしまい生活保護の申請にいった友寄さん(仮名)は8人「家族」。おじさんやいとこも一緒に住んでいます。ひとりひとりがぎりぎりの生活状態であるために、友寄さんの生活費や治療費の援助ができる状態ではありません。

しかし、生活保護は「世帯単位の原則」があるために、福祉事務所に行っても「世帯全員で申請してくださいね」と言われます。

スタッフは、同一世帯といってもそれぞれが自分のことで精一杯という状況中で、いつ治るかわからないヘルニアの痛みに耐えながら、お金のないことで精神的に追いつめられ、家族の中でも孤立を深めている友寄さんの思いに寄り添うためには、どうにか生活保護を活用できる方向にもっていきたいと考えます。

しかし、友寄さんからの話だけでは、まだまだ情報不足です。早速、家庭訪問を行いました。沖縄では、外からみたら一軒家でも中は分かれていて別世帯といぅ構造もあります。実は「同一世帯」ではなく「別世帯」として認定してもらえるのではないかという期待が出てきました。

このことは実際に現場を見に行くこと=「アウトリーチ」で分かったことで、いかに現場を見に行くことが重要かという感じたケースについてご紹介させていただきました。

また、8月号ということもあり、「原爆と原発」というテーマで特集も組まれています。福島第一原発の事故がいまだ完全に収束しているとは言い難い状況にあるなかでの原発の再稼働が取りざたされていますが、改めて核の脅威と非人道性を考えるきっかけになるのではないかと思います。

活動開始から丸4年、法人設立2年目を迎えました。

2009年8月に沖縄県で初めて地域に事務所を構えた独立型社会福祉士事務所いっぽいっぽを設立し、今年の7月31日をもって活動開始から丸4年を迎え、5年目に突入いたしました。また、2011年12月に法人が設立し今年の12月でこちらの方は丸2年を迎えます。

これまで、財政難で(今も財政難ですが)どこまで活動が続けられるのかという状況にありましたが、奇跡的にとでもいえるかもしれない助成金や委託・補助金事業の受託によってここまで活動を継続して参りました。

とくに、昨年度から「ホームレス等貧困・困窮者の『絆』再生事業」を受託し、生活困窮者や法のはざまとなっっている方の相談支援活動に力を注いできました。

また、支援付き住宅の方もニーズは高く、実践を通して今日の政策・社会のあり方を考えささられることもしばしばです。

既に8月から生活保護基準の引き下げが始まっていますが、当事者の声、あるいは支援者の想いを形にして発信していくことの難しさや大切さを感じています。

こうした状況の中で、いっぽいっぽの会の存在意義が問われることになってきますが、それを意識しながら今後の実践に臨んでいきたいと思います。どうぞ、今後も温かいご支援をよろしくお願いいたします。

暑気払い&アイロンがけ教室

IMG_1862 (1)

いっぽいっぽの会では、月に1回サロンに集う方々の誕生会を実施しています。先月は、誕生月の方がいなかったので急遽「暑気払い会」が企画されました。

暑気払い会では、元料理職人のAさんが腕を奮ってくれ、極上の「冷やし中華」を味あうことができました。サロンに集った皆が舌鼓を打ち楽しみながら「第1部」を終えることできました。

IMG_1873.jpg IMG_1869.jpg

さて、「第2部」は「アイロンがけ教室」です。Bさんは、就職が決まり再スタートをきったばかりですが、上司からきちんとアイロンがけをした服を着てくるように言われていました。そこで、アイロンがけの経験のないBさんに対し、スタッフが「アイロンがけ教室」を行う予定でした。ところが、ここで、サロンに来ていたCさんが講師を買って出てくれることになりました。

IMG_1882.jpg

実は、Cさんは過去の職業柄、アイロンがけも得意だったことが分かり、たとえば、「アイロンは、どこをかければいいのか」とか「どこからかけたらよいのか」といったことをとても詳しく知っていらっしゃり、スタッフもその知識と技術に驚き、そして勉強になりました。

スタッフからの一方的な「指導」ではなく、サロンに集う仲間同士が得意分野を生かして「先生」になることで、会もひじょうに盛り上がります。

8月から生活保護基準が引き下げられましたが、いっぽいっぽの会はサロン活動を「健康で文化的な生活」の意味を問う重要な取り組みと位置付けております。これからも、サロンを通して「つながり」を大切にしていく取り組みを進めていきます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。