いっぽいっぽの挑戦2016

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ある日のスタッフの活動

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恒例の総合社会福祉研究所さん編集の月刊誌『福祉のひろば 7月号』連載記事の内容の一部を紹介します。

今回は、第4弾!「ある日のスタッフの活動」でいっぽいっぽの会で働くスタッフのある日に迫りました。

朝の9時からミーティング、法テラスへの相談同行、家出中学生からの相談、聴覚障害を持たれている方からの相談、食料支援、そして、その合間にかかってくる電話への対応など気がつけばもう終業時刻になっているスタッフのい日の姿を描かせていただきました。

様々な支援を通して、アセスメントを行いそれぞれに必要な支援のミニケース会議も頻繁に行います。

私たちのような小さな小さなNPOを頼ってこられた方からの期待と必ずしも支援がうまくいかず「もう投げ出したくなる」気持ちとの葛藤の中で粘り強く支援を続けるいっぽいっぽの会のスタッフ業務が今日も始まります。
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大阪・あいりん地区(釜ヶ崎)視察体験記

先日、大阪府和泉市にある桃山学院大学で開催された日本地域福祉学会第27回大会に行ってきました。学会では、いっぽいっぽの会の実践から見えてきたことについて発表を行いました。

この学会に合わせて、大会前日企画として大阪市西成区社会福祉協議会さんの主催で、「あいりん地区」のフィールドワーク体験の企画が実施されたので参加してきました。

「あいりん地区」は、大阪市西成区の一部で、いわゆる「行政用語」として作られたもので、支援団体の人々には「釜ヶ崎」ともいわれ、路上生活者、日雇い労働者、生活保護受給者が集中している地区であり、ある意味では日本という国の社会的矛盾を象徴した地区ともいえます。ちなみに、地図上には「釜ヶ崎」という地名は存在しませんが、様々な歴史的経緯からこの近辺を釜ヶ崎と呼んでいたことに由来します。

フィールドワークでは、まず西成区の概要などについてオリエンテーションを受け、複数のグループに分かれ、いわゆる「あいりん地区」といわれる場所を徒歩で回るというものでした。ゆっくり歩いて回っても1時間弱ほどの狭いエリアです。

あいりん労働福祉センター、サポーティブハウス(支援付き住宅)、三徳寮(救護施設)、日雇労働者のためのシェルター、三角公園などの視察を行いました。

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あいりん労働福祉センターの中にある「あいりん公共職業安定所」は、わが国で唯一職業紹介をしない職業安定所で、一定の条件を満たしていれば仕事にありつけなかった場合に支給される通称アブレ手当の窓口(既に終わっていましたが)、同じ建物の中にある西成労働福祉センターでは、日雇い労働者の郵便サービス(飯場労働期間中自分宛に届いた郵便物を一時的に預かってくれるサービス)など珍しいサービスも見ることができました。

宿泊は、地区周辺にあるドヤ(簡易宿泊所)に泊まりました。約3畳の部屋でトイレ・バスは共同、宿泊料金は1500円でしたが、800円ぐらいがらあるようでした。

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100室ほどあるところも少なくなく、フィールドワークで回ったサポーティブハウスもこうした「ドヤ」を改修しています。

また、いたるところに生活保護(福祉)相談の看板があるなどこの街の象徴的な光景にも出会いました。

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翌日は、朝から周辺を散策。露天商が多く出店しておりました。街ゆく人と声をかわしたりもしました。

「あいりん地区」「釜ヶ崎」といえば過去に暴動が起きたところで、実際にアルコール中毒やけんかが絶えず、日本一の救急車の出動回数を持っている消防署の出張所があったり、要塞のように高い壁に囲まれた西成警察署なども印象的で治安が悪いというイメージもあり、確かにそういう側面もないとはいえませんが、一方で、この街で力強く、たくましく生きていく人々の姿を垣間見ることができました。その様な意味では「生きる」という言葉の意味を考えさせられた貴重な体験となりました。

この体験をブログに記し、皆様と少しでも共有することで「生きる」ことの意味を考える機会とすることができればと思います。

平成25年度 社会的包摂「絆」再生事業の受託が決定しました!

本日、沖縄県より平成25年度 社会的包摂「絆」再生事業(NPO等民間支援団体が行う生活困窮者等支援事業)の受託手続きが完了した旨の通知がありました。

この事業は、「ホームレス等貧困・困窮者の『絆』再生事業」を引き継ぐ形のものですが、昨年度、約100件の相談を受けるなど当法人にとって大きな転換点となったといってもいい事業でした。

今年度は、予算が削減され、職員体制(4名→2名)などに若干の影響は出ているものの、これによって、ほぼ昨年同様に総合相談、緊急一時宿泊所の運営、生活支援、食糧支援、就職支援などが行えることになりました。

この事業は特に生活保護などにつながらない「法のはざま」にいる人々に向けて有効であったことは昨年の実績からも明らかになったと言えます。

財政事情が厳しい中、4月からの受託が決定するまでの間も、当法人の事務所には電話が鳴り響いており、事業の継続が強く望まれておりましたので受託が決定し、ひとまず、ほっとしたところです。

一方で、こうした受託を受けると「行政の下請け化」が懸念されることもありますが、私たちは社会福祉専門職の自覚と誇りを持ちながら、その専門性やNPOの特性を活かし建設的な関係をめざし、常に「当事者の最善の利益とは何か」と考えながら連携を模索していきたいと思っております。

今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

【ご相談・連絡先】
TEL/FAX 098-884-2100

琉球大学「展開社会保障法」で繁澤が講演しました!

琉球大学の高田清恵先生が担当する法文学部の「展開社会保障法」の授業で約30名ほどの学生さんに対して、「沖縄の貧困とソーシャルワーク活動 ~NPO法人いっぽいっぽの会のとりくみから~」をテーマに共同代表の繁澤が講演を行いました。

昨年は諸事情により行えませんでしたが、実は一昨年も同じ科目で講演をさせていただいています。この間に生活保護をめぐる状況も大きく変化してきました。

講演では、沖縄における貧困問題の実態をどのようにとらえるか、そして、この課題に取り組む専門職として当事者の方の生活史と社会的背景の関係性を踏まえたうえで、何を考えどのように動いてきたのかなど中心にお話させて頂きました。

終了後、学部生の方に交じって聴講していた2名の大学院生さんが駆け寄ってきてくれて、沖縄で貧困問題にとりくんでいる活動をしている私たちに共感と関心を寄せてくれました。

活動や取り組みをどうやったら少しでも理解してもらえるか意識しながら実践を行ってる私たちにとってこうした反応を頂けることは本当に嬉しいものです。

今回の機会をつくって頂いた高田清恵先生、琉球大学の学生の皆さん、ありがとうございました!
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