いっぽいっぽの挑戦2016

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2009年の総括

2009年も残すところあと2日となりました。

お正月は、いっぽいっぽはお休みさせていただきますので、年の瀬の挨拶とさせていただきたいと思います。
(お正月期間中は、お電話は取れると思いますが、緊急的対応は難しいかと思います。お正月休み早々に対応させていただきます。)

社会福祉士事務所いっぽいっぽの開設当初からずっと支援してきた来談者の方に生活保護「仮の義務づけ」申し立ての認容決定が出されたこの一週間ほど本当にばたばたしていました。

社会福祉士にとって生活保護裁判にかかわることは本来的な業務ではなく、もちろん、訴訟代理人となることもできません。しかし、生活保護を本当に必要としている人が受けられていない状況があるとするならば、必要なのになぜ受けられないのかということを生活実態に基づいて明らかにしていくことは、社会福祉士としての専門性をある程度、発揮できる領域ではないかということを考えさせられた1週間でした。そういう意味で、必要に応じて社会福祉士と弁護士さんなど司法関係者との連携の重要性と可能性を感じることができました。

また、少しずつ物品の寄付なども増えてきており、徐々に浸透してきている実感も得ることもできました。

沖縄は気候が温暖ということもあり、「越冬闘争」のようなことばは現実問題として深刻な状況になっていませんが、実は、年の瀬に生活が困窮している方は少なくないと思います。基地依存の産業構造からくる高失業率など「沖縄」が抱える課題は少なくありません。

来年度は、社会福祉士として沖縄の貧困を県民の生活実態から明らかにしていく作業が求められていると思っています。

財政上の課題なども多くいつまで続けられるかとは思っていましたが、ニーズの高さを感じ地域の皆様に支えられて、なんとか5ヶ月ほど持ちました。

まだまだ未熟な私たちですが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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生活保護裁判「仮の義務付け」認容決定!!社会福祉士と司法(弁護士さん)の連携

これまでブログには一度も書いたことがありませんでしたが、8月にいっぽいっぽが設立されて以来、ずっと支援していた来談者の方がいらっしゃいます。

この方は70歳代女性の方で、昨年12月に本来なされるべき支援や手続きがなされずに生活保護を廃止され、医療費も支払えず、一日の食事さえも十分に取れない生活状況が続き困窮を極めていました。度重なる申請を市は、友人や子どもたちの援助があるから「急迫状況にない」と却下し続けてきました。

しかし、友人や子どもたちの援助は、急迫状況を見かねて自らの生活にもそんなに余裕がない中で、あくまで善意でなされているきわめて不安定な「援助」であり、「これがあるから急迫でない」というような論理を理由に生活保護申請を却下され続けられることは到底納得できるものではありません。そこで不服審査請求を行いましたが、県は、市の主張をほぼ全面的に認め、私たちの主張は棄却されました。

そこで、弁護士さんに那覇市を相手に裁判(仮の義務付けの申し立て)を提起してもらえるようにお願いをしました。この「仮の義務付け」の申し立ては「償うことのできない損害=この場合、放置すると死にいたるということ」を避けるために迅速に対応する必要があるなどの場合に提起できます。

一方で、こうした生活状況の中で、さらに困窮を極める来談者の方の生活に「いっぽいっぽ」は、かなりの頻度で食事を運んだり、病院に同行したり、お金がないことからくる生活上の課題に対する支援を行ってきました。

そして、遂に那覇地方裁判所が私たちの主張を認める「仮の義務付け」認容決定を行いました。これは、不服審査請求の時に棄却された県の裁決より事実上の効力があるもので、本案の処分取り消し訴訟はまだまだ続くものも、司法が現在の生活状況から「仮の義務付け」を認めた決定(判決に相当する)を出したことは生活保護関連では極めて異例だといえます。

社会福祉士が生活分析・生活支援を行い、弁護士さんが法廷闘争を行ってくれるという役割分担・連携の結果だといえると思います。

弁護士さん、本当にありがとうございました。

愛知県のNさんより物品の寄付がありました!

愛知県におすまいのNさんから、社会福祉士事務所いっぽいっぽ開設のきっかけとなった埼玉県のNPO法人ほっとポットの活動に共感し、私たちいっぽいっぽの活動にも物品提供を行っていただくことができました。

そばやお菓子で、これから年末にかけていらっしゃるかもしれない来談者の方で、生活が困窮されている方に利用させていただこうと思っています。

最近では、少しずつ物品などの寄付も増えてきている感じで、地道な活動ですが、「見てくれている人は見てくれている」のだなと実感しています。

地域社会の生活を守る拠点として今後も発展していければと思っております。

日本社会福祉学会九州部会第50回研究大会

19日、20日の両日にわたり日本社会福祉学会九州部会第50回研究大会が沖縄大学で開催されました。

所員の高木は事務局の1人として大会を支え、九州各県より約80名の研究者、実践者の方たちの参加でまずまずの大会に終わりました。

テーマは「沖縄から見た現代の社会福祉」でした。

沖縄には、離婚率、失業率がワーストであること、基地依存の産業構造からくる家族問題や低所得問題など様々な生活課題がありますが、ある意味で日本が抱える諸課題の縮図的な社会であるともいえます。

こうした問題に対応すべく誕生した社会福祉士事務所いっぽいっぽの開設を祝福して頂いた先生もいらっしゃいました。

今年は、記念すべき第50回大会を初めて沖縄で開催することになり、苦労もありましたが「成功」といえるのではないかと思います。

欲を言えば、沖縄特有の貧困問題に関する自由研究発表などもう少し多ければ、さらに沖縄からの発信の意義を深めることができたかもしれません。

それでも、何はともあれ、事務局としての苦労もあったようですが無事に終えることができよかったのではないかと思います。

来年度は、福岡県の西南女学院大学で開催される予定です。実践の現場と理論研究は車の両輪であることを改めて胸に刻む機会としたいです。

特定非営利活動法人沖縄いっぽいっぽの会設立総会

ついに「特定非営利活動法人 沖縄いっぽいっぽの会」設立総会の日がやってきました。

総会は30分遅れの19:30より社会福祉士事務所いっぽいっぽにて行われました。

出席者は4名でしたが委任状を含めると社員全員の10名の意思が確認され、設立に必要な事項や定款、事業計画、予算書などについて約90分の総会となりました。

いくつか誤表記に対する指摘や基本的な事項についての確認がありましたが、ほぼ原案通り承認されました。

設立総会が終わると議事録を添えていよ申請段階となります。一区切りついたような新たな始まりなような、いづれにしても感慨無量の思いです。

財政など多くの課題を抱えていますが、社会的意義のある事業を展開していきたいと思いを新たにしております。

総会にご出席いただいた皆様、委任状を送っていただき見守ってくれている皆様、そして多くの市民の皆様に支えられこの日を迎えることができたことに深く感謝いたします。

これからもどうぞよろしくお願いたします。

総会風景
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NPO法人設立総会準備本格化

12月15日 19:00からのNPO設立総会へ向けて、準備を本格化しています。

既に社員予定の方には案内状の送付を終え、昨日あたりから、出欠の返事も返って着始めました。もともとそんなに大きな規模ではないので、委任状も含めて一人でも多くの方のご出席があることを望みますので、お早めにお返事を頂けるとありがたいです。

県の担当者の方と何度もやり取りし、やっとここまで来たという感じですが、この総会を乗り切り新たな事業展開に弾みをつけていきたいと思いますのでどうぞご協力いただけますようよろしくお願いいたします。

生活再建に向けての支援

このところ、いっぽいっぽで支援を行ってきた何人かの相談者の方が生活保護などへつながり、生活再建へ向けての第1歩を踏み出した嬉しい報告が届いています。もちろん、生活が軌道に乗るまでは動向を見守っていく必要がありますが、まずは、ホッとするものです。

生活保護は申請しないと始まりませんし、一般的に見れば生活が急迫していても、申請するだけでもいくつものハードルを乗り越えなければなりません。また、申請から決定までの不安な時間のケアも必要不可欠です。十分ではありませんが生活再建へ向けたプロセスにかかわっていくことが「いっぽいっぽ」のやりがいでもあります。

しかし、一方で「地域社会」や「自己責任」という美名のもとに、公的責任が果たされているのか常に問い続けなければならないと思っています。
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